いよいよ6月から「先生のためのファシリテーション入門」のオンライン講座が始まります。どんな場になるのか、今からワクワクしています。
まだ空席がありますので、ファシリテーションの技術を身につけたい方は、ぜひ初年度特別価格のうちにご受講ください。オンライン講座なので世界中どこからでも参加可能です!!
さて今日は、どうして私が先生方にファシリテーションの講座をお届けしたいと思うのかについてお話しますね。
その理由は、”教育とファシリテーションにはもっとも重要で本質的な共通点がある”からです。
それは、先生にもファシリテーターにも絶対になくてはならないものがある、ということです。
私は、ファシリテーションを学ぶことで、”それ”が磨かれていくと考えています。
さて、”それ”とは何か?
もったいつけずに結論を言っちゃいますね。
”それ”とは『信じる』こと。
信じ抜くということの心の筋力です。
な~んだ、そんなことか…と思いました?
でも『信じる』っていうのは、口で言うほどたやすくありません。
あなたはご自身の生徒を信じ抜いていますか?
こう聞かれて「Yes!」と即答できる人はどれだけいるでしょうか。
もちろんその話は全部ブーメランのように私にも返って来ますが。。苦笑
先日、熊本大学教授(教育哲学者)の苫野一徳先生のVoicyを聞いていたら、こんなお話をされていました。
そもそも教師の専門性の基本とは何か?
ルソーのエミールという書籍から引用すると、「あれしなさいこれしなさい、あれするなこれするな、とばっかり言われた子どもは、そのうち息をしなさいと言われなければ、呼吸さえしなくなるだろう」という名言がある。
教育の本質であり基本中の基本は、「信頼して、任せて、待って、支える」こと。
子どもたちが自ら成長していく力を育むためには、常にここに立ち戻ることが大切です。今でも「あれしなさいこれしなさい、あれするなこれするな」と言って子どもをコントロールできる先生が力量のある先生だと思われている節がどこかにありますが、そうではありません。
子どもをコントロールするのではなく、信頼して任せて待って支えることが、基本中の基本です。
ほんとうにそう思います。
自分を信じて見守ってくれる人の存在がどれだけ大きな力になるか、舐めたらいけませんよね。
そして一方のファシリテーションの専門性の本質、基本中の基本もやはり『信じること』にあると思うのです。
その場の可能性を信じる。
一人ひとりの良心を信じる。
そこで起こる様々な想定外の出来事にも意味があると信じ抜く。
信じることからミラクルが生まれる場面を、これまでたくさん見て来ました。
ぜひ私たちと一緒に、ミラクルを生む魔法の技術を学び合いましょう!!
(文:大原)