今、中学生向けのワークショッププログラムの制作に励む日々を送っています。
毎日頭を使いすぎて、チョコレートの消費量がハンパないです。笑
今つくっているワークのテーマは、『勉強をする意味とは何か?』です。
日本の子どもたちは、「勉強しろ」とはよく言われますが、「そもそもなぜ勉強するのか」ということを考える機会は与えられません。
・義務教育だから
・何となく、やらないよりやった方がよい
・受験があるのでやっておかないと後で困る
そんな感じの生徒が多いと睨んでいますが、実際どうなんでしょうか?
さすがに、「いい大学に入っていい会社に入らないと幸せになれないから」などという20世紀の価値観でやっている生徒はいないと思うのですが…
もしそう言う生徒がいたら、それは親御さんの犯行に間違いないです。笑
さて、このワークでは様々な角度から勉強というものを捉え直していきます。
そして私が最後に用意した問いは、「私たちは、誰のために学ぶのか?」というものです。
“何のために学ぶのか?”ではなく、”誰のために”というのがミソです。
この問いに子どもたちがどんな答えを返すのかが楽しみです。
もちろんワークショップでいきなりこれを問うのではなく、様々な対話で頭の中をふかふかに耕してから訊くようにデザインしています。
突然、こんな問いをポンと投げられても困りますもんね。
「自分は将来、何をしたいのか?」
これは自分の目線から世界を観るベクトルの問いです。
それはそれで大切なのですが、
その一方で世界から自分に向けられたベクトルの問いに触れることが、今の子どもたちには必要だと思います。
「世界の何が自分を必要としているのか?」
「自分はどんな風に誰の役に立てるのか?」
このような切り口から勉強を観てみると、もっと幸せに学べるようになるのではないでしょうか。
ってことで、完成までもうひとがんばりしますっ!! (文:大原)