昔々のお話です。
天照大神が弟の悪行に怒って、天岩戸に隠れてしまいました。
すると国中が闇に包まれて、世の中は大混乱に陥りました。
残された神たちは天安河原に集まり、どうしたものかと思案した結果、岩戸の前で笑いながら舞を踊ることにしました。
作戦は大成功!
あまりにも楽しそうな姿につられて、天照大神は岩戸の扉を開けて外に出て来たのです。
すると太陽が再び昇り、世界は明るさを取り戻しました。
神々の顔(面)は白く照らされていたのでした。
ご存じの方も多いかも知れませんが、何を隠そうこの神話が「面白い」の語源なんだそうです。
ピンチのとき、どうしたらよいのか?
何千年も前の神話が教えてくれています。
私は困難を目の前にして歌い踊るような強靭なメンタルも身体能力もありませんが、「面白がる」ことに大きなパワーがあることは日々実感しています。
実際仕事をしていても、正しい答えを探そうとするより面白そうなことを考える方が良いアイデアが生まれます。
「面白い」は、創造性をかき立てる最高のスパイスです。
研修やセミナーでも「学びは面白いものだ」というポリシーを大切にしています。(少なくとも私は楽しんでいます)
そして「会議とは面白いものだ」となるよう、ファシリテーションの技術を広めたいとも思っています。
そういえば、子どもは「面白がる」のパワーを使う天才ですよね!
これからも一層「面白がる」チカラを使って、クリエイティブに働きたいなぁと思います。
【目標】
老害とだけは言われないように・・・苦笑
(文:大原)