毎月恒例の対話会。8月も無事終了しました。
いつも会の終了後にアンケートを書いてもらっていますが、「今後の対話会で深めてみたいテーマは?」という問いを入れてみたところ、こんな回答がありました。
自分と反対の考えを持つ人やあからさまに敵対的な人に対して、どう接すればいいのか?(一部修正)
何となくフックされたので、今日はこのテーマについてごくごく個人的な意見をお話してみよっかな~と思います。
たぶん「いいお話聞けたわ~」みたいな記事ではありませんので、「あ、そう?」くらいの感覚でお読みいただければ幸いです。
まず第一に、私は考え方が合わない人、敵対的な態度を取る人とうまく関わることが得意ではないです。苦笑
そういう人と一緒にいると心が疲れるので、距離を置いていたいと強く思いますし、現にそうしています。
とはいえ、お仕事の関係とか、そんなことも言ってられないときもありますよね。
そんなとき、「折り合いをつけるために何してるっけ?」と掘り下げてみたら、コロコロコロっと3つほど出てきました。
【1】自分と相手を切り離して考える
別の言い方をすると、「そもそも人は分かり合っていない」という前提に立つ、という感じです。冷たい人間と思われそうですが、でもそうじゃないですか?
加えて言うなら、私はその人に気に入られるために生きている訳ではないし、相手もまた然りです。
分かり合っていないのがデフォルトなので、そんなに悩むことでもないのかなと。
ちょっとアドラー的な捉え方かもしれません。
とはいえ、敵対関係とかあまり気持ちのよいものではないので、【2】に続きます。
【2】何が相手にそうさせるのか?に焦点を当てる
「何でそんな言い方するかな?」と思うとき、相手にはそれ相応の理由があるはずです。
そんなときは相手の顔面に焦点を当てずに、その人の奥底のどんな思いがそうさせるのか? これまでのどんな経験がそうさせているのか?に焦点を当ててみます。
相手がそうしているのではなく、相手の背後にある何かがそうさせているという視点です。今までどんな悔しい思いをしてきたのかな?とか、どんな痛い目にあったのかな?とか。
その視点でイメージが湧くと、バチバチに睨み合うような状態から、ほんの少しだけ同じ側に立って物事を見られる状態になるときもあります。
※けど、相手と同じ立場に立てたと思い込むのは危険なので注意!←【1】より
相互理解の可能性は、そんな小さな気づきから始まるコミュニケーションで開いていくのかな?なんて思っています。
そこで登場するのが【3】です。
【3】関係性は意図的にデザインできる
これはコーチングを学ぶ過程で、経験を重ねるうちに信じられるようになったことです。でも、いつもうまくできているわけもなく、今も探究中です。
この智慧の素晴らしいポイントは、「相手のせいにしなくて済む」ということです。
私が関係性をつくる主体となることで、相手の被害者にならずに済みます。
「あいつのせいで…」と思い続けるほど、無駄なエネルギーの使い方はありませんから。
とまあ、こんな感じで、相手とどこまでお近づきになる必要があるのか?によって、頑張ってみようとか、ほどほどにして離れておこうとかを決めている感じです。
めちゃ赤裸々で、知人には読まれたくない記事になりました。笑 (文:大原)