新型コロナ対応に追われた2020年度が終わります。
世界中の様々なことが大きく変化した、文字通り“大変な”1年でしたね。
特に受験生は入試改革初年度でもあり、例年の比ではないくらい先の見えない受験になりました。
英語の民間試験を活用するとかしないとか、
共通テストで記述問題を出すとか出さないとか、
さらには受験する大学の2次試験が急遽なくなるかもしれないとか…
心から、おつかれさまでした。
コロナとの戦いはまだ続きますが、新学期が充実したものになりますように。
さて今日は、久しぶりに先生向けの内容です。
新学期の最初の“つかみ”に使える簡単なワークを紹介します。
先生だけでなく、職場の新入社員研修とか、地域の集まりだとか、初対面の人たちの心の距離を縮めるのに役立つワークです。
初対面の人の集まりでは、「じゃあ、簡単に自己紹介してください」なんて言っても、なかなか打ち解けた雰囲気にはなりづらいものです。
知らない人を相手に自己紹介することは、人見知りにとってはある種の拷問でもあったりします。
そんなとき、話が苦手な人には話しやすく、聞く人にとっては興味が湧いてくるようなフレームを提示すると効果抜群です。
今日は、ワークショップでよくやる「4マス自己紹介」をご紹介しますので、ぜひみなさんの持ち場で試してみてください。
【4マス自己紹介】
① まず、4人くらいのグループに分けます。
② A4のコピー用紙を4分割して、それぞれのマスに次の質問の答えを書き込んでもらいます。
(1) 名前は? (2) 今の気持ちは? (3) ここに期待することは? (4) ※下記を参照
※4つ目の質問は、「休日の私は…/好きな食べ物は…/これだけはNGなのは…」等、何でも構いません。
楽しくできるように、あまり固い質問や難しい質問は入れないようにしましょう。
意外性を演出したいときは、「こう見えて実は私…」とか、「私を動物に例えると…」等も面白いでしょう。
③ 全員が書き終えたら、順番にその紙を見せながら発表してもらいます。
持ち時間はひとり1~2分位でいいでしょう。
【注意】
・「聞く人は、話の邪魔をせず興味津々で聞く」というルールをしっかり伝えます。
興味がないときは、あるフリでもOK!笑
・話し手の交代の合図をして、全体同時進行でやってもいいですし、「制限時間は5分間。ではどうぞ~」と言って、グループに任せても構いません。
・全員の自己紹介が終わったら、紙を見せ合いながら自由に質問し合う時間を設けると効果的。
とてもシンプルなワークですが、前もって紙に書くことで苦手な人にも話しやすくなりますし、キーワードが紙に書いてあるので質問もしやすくなります。
グループの学習効果や生産性を向上するには、心理的安全性と規律の両方がある環境をつくることがとても重要です。
リラックスと集中が両立した場をつくるスキルは、いまどきのイケてるリーダーには必須です。
私の場合は、リラックス方面に偏りがち。。。ゆる過ぎるのもいけませんよね。苦笑
規律のある場にする方法については、リクエストがあれば、また今度。
(文:大原)