先日、「アベンジャーズ エンドゲーム」を観て来ました。
アメコミものには全く興味がなかったのですが、最近は全然遊んでくれなくなった長男が「アベンジャーズなら一緒に観に行く」と言ったので。笑
「スーパーヒーローが一致団結して巨大な悪をやっつける」という娯楽大作、お約束の3時間でした。マーベル作品に詳しかったらもっと感動できたと思いますが、初心者の私にもなかなか楽しめました。
さて、本題です。
せっかくなので、「アベンジャーズから何が学べるか?」を振り返ってみました。
いちいち振り返るのは一種の職業病かもしれません。笑
そしたら、ありました! 学び。
「ヒーローは時代を映す鏡!」
私が子どもの頃のヒーローは、だいたい1人で悪の組織に立ち向かっていました。
例えば、「へーんしーん!」とやったあと、キキーッといいながら大勢でかかってくる悪の手先を次から次へとやっつけ、最後は親分格の怪人に勝利してめでたしめでたし、という感じです。 懐かしいですね。
昔のヒーローは、そんな1対多数の闘いを繰り広げていました。
それはやはり、一人で問題を解決する能力が求められていた時代だからだと思います。
必殺技をくらった怪人が、”死に際に組織のトップの名前を叫んで爆発する”という涙ぐましい忠誠心からも、時代の価値観を感じずにはいられません。笑
ところが、現代のヒーローは違いました!
たった一人の強大な悪のボスキャラに、アベンジャーズがよってたかってかかっていく。見方によっては、「たった一人にそんなに大勢で攻撃するなんて卑怯じゃない?」という気がしなくもありませんが。笑
そんなアベンジャーズの姿を思い出して、
「スーパーヒーローですら一人ではなく、チームで戦う時代なんだなぁ」
と思ったのです。
そういえば日本のマンガも、最近はワンピースなどのチームものが多い気がします。
これは間違いなく時代背景を反映しているといってよいでしょう。
今は個の力(専門性や得意分野や個性)に加えて、チームで戦う力が求められる時代ですから。
自分だけで仕事をするのでなく、適切なコミュニケーションによって互いの力を引き出し合い、チーム全体にシナジーを生む能力が求められる時代。
個人的には、文科省がいう「生きる力」は、「共に生きる力」といった方が時代にフィットしている気がします。
「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果/経団連」によると、企業が選考時に特に重視する点の第1位は「コミュニケーション能力」。
全体の82.4%が重視したと回答しており、2 位の「主体性」(64.3%)を大きく引き離して16 年連続の第1位という結果でした。
これ程必要とされている力なのに、子どもたちに学ぶ機会が与えられないのが不思議で仕方ありません。
そう思いませんか?
極端な言い方かもしれませんが、今の子どもたちは、“期待される答えを言う”訓練ばかりさせられています。(と思わずにはいられません)
教育改革が進む中で、もっと子どもたちが自由に話し合える場が増えていってほしいなぁ。
カラフル・ドアーズ プログラムは、自由なコミュニケーションの環境づくりに大いに役立ちます。
もっと必要な人たちに届くように、がんばらねばっ!!
(文:大原)