前回のラべリング効果のお話はいかがでしたか?
配信後にもう少しお伝えしたい気持ちが湧いてきたので、続編をお届けします。
ラベリング効果とは、“人のおでこにラベルをペタっと貼るみたいにあるイメージを植え付けると、その人がラベルのイメージ通りになろうとする心理効果のこと”でした。
そして人には、自分に貼られたラベルを裏付けようとする習性があるので、せっかくならよい意味のラベルを貼りたいよね!というお話でしたね。
この心理効果は、良好な人間関係づくりや教育において、とてもパワフルな効果を発揮しますが、それだけではありません。
そこで、次の問いが今日の本題です。
あなたは自分にどんなラベルを貼っていますか?
他者に貼ったラベルがその人に影響を与えるのなら、自分に貼ったラベルはもっと強力な影響力があるはずです。何しろそのラベルと四六時中一緒に生きているわけですから。
自分のラベル(思い込みやレッテル)を貼りかえるだけでよりよく生きられるのなら、やらない手はありません。
では早速、自分にどんなラベルを貼っているかを見て行きましょう。
今日は、分かりやすく具体的に理解するために、“仕事人としての自分”を3つの言葉で表すワークを用意しましたので、気軽にお付き合いください。
3つの言葉とは、これです。 ※〇:職業名や母親などの役割を表す言葉
1.今の私は、“~~な〇”です
2.人から“~~な〇”だと思われていたら嫌だなぁ…
3.できるなら“~~な〇”と思われたいなぁ…
こんなふうに、3つの言葉で仕事人としての自分を表してみましょう。
以下に私の友人の例を記載しますので、参考にしてみてください。
1.今の私は、“遊び心を大切にするファシリテーター”です。
2.人から“余計な一言が多いファシリテーター”と思われていたら嫌だなぁ…
3.できるなら“どんな状況もなぜか動き出す不思議なファシリテーター”と思われたいなぁ…
えっ?これは私(筆者)のことじゃないかって?
いえいえ、あくまでも友人のことですので。
さて、あなたは自分をどんな言葉で表しますか?
ぜひ、直感的に浮かぶ言葉を積極的に使って書いてみてください!
(記入タイム)
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1~3のいずれにも、あなたの可能性のヒントが隠されています。
それを踏まえて、もしも自由に自分の姿を描いてよいならば、どんな自分を選択しますか?
自分自身に“ラベリング効果”というマジックを仕掛けるとしたら、どんな言葉で表しますか?
私は、“~~な〇”です。
ぜひラベリング効果という無意識の力を借りて、望む自分に向かって歩き出してみてください!
(文:大原)