今、ちょっとしたマイブームの遊びがあります。それが今回のタイトルの「おせっかい遊び」。
どんな遊びかというと、高校生の娘を相手に、「あれはやったか?」「これは大丈夫か?」「あれはどうなってる?」等々の余計なおせっかいを仕掛けていってウザがられることを楽しむという、実に悪趣味な遊びです。もちろん私の創作です。笑
これをやるとどうなるかというと、「うるさい・ウザい・あっち行って」の3点セットが返って来ます。笑
・・・そうなりますよね。
わざとウザがられることを仕掛けているのですから。
でも、今のところ、娘から嫌われている様子はありません。
…と、思っているだけかもしれませんけど。
なぜ嫌われないのかというと、この遊びはなかなか複雑な心理戦のループで成立しているからです。
まず私が、先回りのおせっかいをする。娘はそれを嫌がる。表面上はただそれだけのことです。
普通ならそれを繰り返すと、関係性はどんどん悪化していきます。
でも、今の私たち父娘はそうならないシステムが働いているのです。
心理的な側面から見ると、
私は娘が嫌がると分かってわざとやっていて、娘も父が嫌がるのを分かっていながらウザいなどと言ってきます。
さらに、もう一歩深く分け入ると、
私は、娘がわざと良くない言葉を使っていることを知っているし、娘の方も父がそれを理解していることを知っている。つまり娘は本当は言ってはいけない言葉だと十分理解し、本来ならそういう言葉を発しない人だと父から信頼されていると思うからこそ、安心してウザいうるさいと言っているのです。
一方、娘にとっての私の言動も同じで、お父さんは私をイライラさせる行為だと分かってわざとやっているから反発の言葉を口にするけど、本当に大切なことは決しておせっかいなどせずに、尊重してもらえているという感覚がある。(本当か?汗)
まぁつまり、お互いに「そういうことをやっちゃいけないよね」「そういうことを言っちゃダメだよね」ということを暗に確認しながら逆なで合戦を楽しむ、という遊びなんです。
だから嫌われたりしないんです。(本当に本当か?汗汗)
とはいえ、ちょっとした読み違いが命取りになるので、非言語の感情にもしっかり耳を傾けながら、この遊びを楽しみたいと思います。
「こんなことを言ったらどう思われるかな?」
「この人にはなかなか真意が伝わらないな」
そんな不安なしでやり取りできる相手というのは、人生のオアシスみたいなものです。
あなたのオアシスは誰でしょうか?
そのオアシスはもとからあるものではなく、放っておいたら涸れていくものでもあります。
考えてみたら、おせっかい遊びはオアシスの点検作業の役割も果たしているみたいです。
今日はコミュニケーションや関係性においては、「”何を言うか”や”どのように言うか”よりも大切なことがある」というお話でした。
p.s.
ついさっき、部下の女性に「さすがイジワルスキルが高くていらっしゃる」と言われました。会社ではそんなつもりはないんだけどなぁ・・・
(文:大原)