コロナ禍の中、多くの企業でテレワークが導入されたこともあって、1on1という言葉がすっかり定着しましたね。1on1の重要性は、これからもますます高まっていくことでしょう。
1on1とは上司と部下が1対1で行う面談のことですが、目的はよりよい成果を出すことだったり、部下の成長を後押ししたり、モチベーションを上げることにあります。
子どもとのマンツーマンの話し合いも同じですね。
さて、私が尊敬しているとあるコーチのメルマガに、ダメな1on1のポイントが書かれていて、とても分かりやすかったのでシェアしますね。
【ダメな1on1のポイント】
・徹底的に詰めるヒアリング
・できてないことを指摘する
・部下(子ども)に考えさせない
・上司(親)がすべての答えを出す
いかがでしょうか。アイタタッと思った方もいるのでは?笑
もちろんときにはこういった関わりが必要な場合もあるかも知れませんが、いつもこれだと、
(1)よりよい結果
(2)成長のための支援
(3)モチベーションの向上
の真逆の結果になりかねません。
少なくともモチベーションは確実に下がります。
なぜなら4つのポイントは、権力と恐怖で人を動かそうとする人の常套手段ですから。
さて、私は1on1の名人ではありませんが、ダメな1on1にならないために心がけていることが3つありますのでご紹介しますね。
※コーチングと1on1はかなり近い関わり方ではありますが、似て非なるものです。どこが違うのかは、長くなるのでまたいつか…
【私の3つの心がけ】
(1)自分自身のスタンスを予め握っておく
何事もまずは土台となるポリシーを持つことと、それを“予め握っておく”というのがポイントです。
「あなたの課題はあなたの力で乗り越えられる」 -これが私のポリシーです。
その土台に立った上で、今日はていねいに話を聴こうとか、必要ならこちらからもどんどんアイデアを出してみようとか、その都度意図的・可変的に関わることを心がけています。
(2)1on1の目的についての認識を共有する
これが何のための時間なのかを、相手としっかり共有することを心がけています。
その目的がこちら都合ではなく、相手のためであるかどうかも要チェックポイントですね。共通認識を持つための魔法の質問がコレ。
「今からの30分、何に使いたい?」
「どんな関りをしてほしい?」
相手に聞くのが一番早い。超簡単(笑)
でもこれをやっている人、なかなかいないんじゃないかな。
(3)業務や事柄ではなく、人に焦点を当てる
最近はこれがもっとも大事だと思っていて、気をつけているポイントです。
業務や進捗の確認だけでなく、相手が今の状況をどのように捉え、それをどう感じているのか。そこに焦点を当てみることが、互いの関係性を育てる上でも相手が成長していく上でも、とても大きな力になると考えています。
あぁ、大原さんはそういう作戦でやっているのね。
そんな風に思われそう。。。
関係各位にはこの記事が読まれませんように。
(文:大原)