今回は『ワークショップ・ポリシーからの学び』の3回目。
「起こったことはすべて正しい」のお話です。
まず大前提として、「起こったことはすべて正しい」について。
・・・そんなわけないですよね。笑
毎日生きてりゃ、失敗もすれば、嫌なこと・悲しいこと・頭に来ること等々、「正しい訳ないじゃん!」と言いたくなることはたくさん起こります。
なので、この言葉は事実ではなく“仮説”です。
もしもこの出来事が、自分に何かを学ばせようとして、起こるべくして起こったとしたら?
そんな捉え方ができると、想定外のできごとを学びや成長の機会に変えることが可能になります。
実際私は、ワークショップの場で起こることはすべて学びに変えられると思っています。
というか、事実、100%変えられます!!
これまでの経験を振り返ってみても、「まじか、ヤバい、困った…」ということから多くを学びましたし、そこからしか学べないこともたくさんあるなぁと実感しています。
(だからといって苦境が楽しい訳はありませんが)
ピンチなときに一旦立ち止まって、あえて意図的に「起こったことはすべて正しい」というスタンスに立ってみる。
このワークショップ・リーダーのスキルは、日常のピンチな場面でも、とても役に立ちます。
故・船井幸雄先生の言葉に、「起こることはすべて必然!必要!ベスト!」というのがありますが、そのパクリと言っても過言ではありません。笑
危機という言葉は「危ない」と「機会」の2文字からできているんですよね。
日本語って深い!!
でもこういうのって、平常時には覚えていても、肝心なときにはついつい忘れてしまう。
分かっていても、なかなかできないもの。
だからこそ「忘れちゃいけないよ!」という思いで、ワークショップ・ポリシーに入れてあるのです。
使い慣れてくると、いやだな~という状態をまったく別の視点で見られるようになるので、おススメです。
まだ私も得意とは言えませんが、少しずつ使えるようになって来ています。
みなさんは、日常のどんなときにこの考え方を使ってみたいですか?
「起こったことはすべて正しい」のお話でした。
(文:大原)