今日はちょっとした実験をしてみましょう。
次の文章を読んで、あなたはどんなことを感じますか?
これからの社会がどうなっていくかは、正直まったく予想がつきません。
ただ、現在進んでいる「情報化・グローバル化」という方向性が後戻りすることはなさそうです。
「情報化社会」とは、情報を持っていることに価値がなくなる社会だといえます。
なぜなら、情報そのものは世の中に溢れているから。
そこで必要とされるのは、情報を検索し、活用する力です。
一方、「グローバル化」とは、物、情報、ヒトが地球規模で移動・拡大することです。そのような社会では、様々な原因が絡み合って問題が複雑化し、従来の方法では問題解決ができなくなると言われています。
そこで役立つのは、“どうしたらよくなるか?”と前向きに考える問題解決思考や、ゼロから何かを生み出す創造性、そして不確実な状況の中でも強い意志で選択できる決断力。また、人と力を合わせて物事の解決に当たる協働性も今以上に重要になるでしょう。
このように考えていくと、私たち親世代が子どもの頃に重要視されていた“早く、正確に、正解にたどり着く力”は確かに必要ではありますが、それだけでは不十分だと分かります。
さらに言えば、今まで重要だと思っていたことがほとんど意味を持たない時代になる可能性だってあるわけです。
いかがですか?
感じたのは、おそらく「何をいまさら?」じゃないでしょうか。
種明かしをすると、実はこれ、このメルマガの創刊号(2015年6月18日配信)の内容なんです。
「2025年はどんな世の中になっているでしょう?」なんて言葉も書いてありましたが、もうすぐそこですもんね。(時の経つのは早い!!!)
当時は「啓蒙せねば!」と思って一生懸命発信していましたが、今読むと当たり前過ぎて陳腐としか思えません。
6年半という時間の流れとともに、私たちの意識が確実に変化している証です。
でも、どうなんでしょう、、、
子どもたちの学ぶ環境は、あんまり進化している気がしないのですが。
そう感じるのは、私だけ?
今、時代は、変化し続けています。
ならば教育も、時代に合うように変わらねばなりません。
ということで『心のチカラ・学びのチカラ』のプログラムを子どもたちに届けてくれる同志をまだまだ募集しています!!
(文:大原)