先日、とても響く言葉と出会いました。
その言葉は、理不尽に思えることや不運なことが起こったときでも、心をしなやかに保つ抜群の効果を発揮してくれます。(私の中では)
「しなやかな心と学ぶ力が育つ」と銘打っているこのメルマガにピッタリの言葉なので、今日はその言葉をシェアさせてもらいますね。
みなさんは、何かとてもイヤ~な出来事が起こったとき、どうやって消化していますか?
「いつまでも悩んでたってしょうがない」とか「ポジティブに捉えよう!」とか言いますけど…
正直私は、「それが簡単にできたら苦労しないのよ」、「正論なんかで気分は晴れないのよ」と思います。笑
もちろん、「サッと気持ちを切りかえて前へ!」が自然とできる人には、それが一番いいんでしょうけど。
でももしも、感情に蓋をして「ポジティブに捉えなくちゃ」みたいに自分に言い聞かせているとしたら、とてもストレスフルですよね。
「起こる出来事はコントロールできないけど、それをどう捉えるかは自由」
とは言いますが、そこで大事なのは「心からそう思えているか?」ってことなんだと思います。
以前私は、船井幸雄先生のこんな言葉から力をもらっている時期がありました。
起こることは、すべて必要、必然、ベスト
すべての出来事には意味がある、というこの言葉。 カッコイイです。
(こんな名言を仰る船井先生ってどんな方?という好奇心で、一度だけ生前の船井先生の講演を聞かせていただいたことがあります。今となっては大変貴重な体験でした)
この言葉、とても好きなんですけどね。
私みたいな凡人には、どうしても腹落ちしないこともあります。
「必要、必然、ベスト」は分かるけど、いやほんとマジでカンベンしてくれ、
と思うわけです。苦笑
でね、出会ったんですよ。ついに。
そんな私でも、スッと前が向ける言葉に。
原因は未来にある
意味そのものは、おそらく船井先生の言葉と大きく違わないでしょう。
でも、今の私にはこっちの方がしっくり来ます。
それは多分、“今すぐにその出来事の意味が分からなくても構わない”という、ちょっとした猶予をもらっているように感じるからだと思うんですね。
今すぐにその不運な出来事が「必要・必然・ベスト」だと思えるなら、それが一番いい。
でも、もし今そう思えなかったとしても、未来になってみればきっと分かる。
あぁ、あの出来事にはこういう意味があったのか、今とこんな風につながるのかと。
だから、今すぐスッキリ消化できなくても大丈夫よ~、みたいな。
原因は未来にある
シンプルだけど、新しい視点をくれるパワフルな言葉だと思いませんか?
この言葉のおかげで、私のレジリエンスはちょっとだけ高まったかもしれません。
(文:大原)