人を育てるために一番大切にしていることは何ですか?
そう訊かれたら、あなたならどう答えますか?
「毎日忙しくて、そんなの考えたこともないわ~」という人が多いかもしれませんね。
いろいろ迷うことが多い子育て(や人材育成)ですが、自分なりのポリシーがハッキリしていると、余計な事に悩まずに済みます。
今日は、ちょっとお恥ずかしいのですが、今現在の私の答えを書いてみようと思います。(ひとつのサンプルとしてお読みください)
「今現在の」と言ったのは、私自身これまでに、様々に答えが変わって来ているということです。
そして、もちろんこれからも変わり続けて行くと思います。
時代によって、国によって、人によって、答えは様々。
ぜひ、皆さん自身の答えも言語化してみてください。
さて、今の私の答えですが、シンプルの極みです。
「育つじゃまをしない」
今大切にしているのは、この一点です。
自分は何をしてやれるか? 何を与えられるか?
私は今、あまりそういうことは考えないです。
そのかわりに気にしているのは、「おれ、育つじゃまになってない?」 ばっかりです。笑
振り返ってみると、よかれと思ってやったこと・言ったことが、意図せず相手の成長のじゃまをしていたことが山ほどあったような・・・苦笑
彼らはそもそも自分で育つ力を持っている。
その力に比べたら、私が与えられるものなんてタカが知れている。
変に手を出し過ぎてじゃまになるくらいなら、余計なことはせんとこー。
そんな感じです。
ひょっとしたらこれは、うちの子が親元を離れていく時期が近づいているから、思うようになったことかもしれません。
でも、まだまだ手のかかる時期にこそ、向き合っておくとよい問いだとも思います。
そもそも人は、成長意欲満々で生まれて来ます。
「ハイハイだるぅ~、歩くのめんどくさ~」なんていうやる気のない赤ちゃんは、一度も見たことがないですから。
与え過ぎる教育は彼らを受け身にして、育とうとする意欲を奪うよなぁ。。
最近は、そんな風に考えています。
もちろん、ほったらかしがいいと言っているわけではないですよ。
「じゃまをしない」
私にとっては、シンプルでとても使い勝手の良いポリシーです。
さて、人を育てるために一番大切にしていることは何ですか?
あなたならどう答えますか。
(文:大原)